御無沙汰致しておりました。先日、本物の阿修羅を拝見させて戴きました。

御尊顔を拝しただけで、圧倒的な存在感に仰け反りました。流石は阿修羅。人に成りきれない存在。神にもなりきれない存在。男でもなく、女でもない。不思議な微笑と苦悩とを携え乍、何処を見るとも無く、遠くを見詰める意思は
こころを打つものが有ります。奈良では正面しか拝見出来ませんが、此のたびは全方向から眺める事が出来ます
ので、未だ観ぬ方は何を置いても駆けつけて御覧下さい。強烈に御勧めさせて戴きます。憂いを帯びた阿修羅の
顔は見詰める其の時の自分を見る事が出来ます。エンタシスの弥勒菩薩よりも美しい日本の仏像かと思います。

さて、私の阿修羅の銀次の由来は阿修羅好きの自分が、或る日パグを手に入れまして、命名に苦慮していたのですが、金よりも控えめな銀が良いと感じ、又、以前飼っていたさくらと一郎と言う犬の二代目に当るので銀次と名付けました。処が或る日、配偶者が銀次と共に家から脱走致しまして、未だに行方知れずな状態です。
こうなると如何しても寂しさから三代目が欲しくなるものです。フランス生まれの真っ白なビションを手に入れました。此れがやんちゃの愚図。腹が空いた朝と晩に２分泣きます。散歩は大嫌いで連れだそうとしても尻込み致しまして嫌がる始末。いつも最後は散歩の大半を抱いて過す有様。どうか皆さんこの散歩嫌いの馬鹿犬を貰ってやって戴けませんか？お引取り代はお気持ちで結構です。尚、買値は１５万でした。血統書も立派に付いております。
生後１年です。因みにこの犬の名前は小鉄です。早く小鉄と別れ元の阿修羅の銀次に戻りたいと願っております